たとえば、エクセルを教える場合、 関数の入れ方は幾通りもある。代表的なのは、 関数をキーボードで直接打ち込む。 fxボタンで入力する。 Σボタンで入力する。 の3種類ある。 覚えのよさそうな人にはすべて教えるが、覚えることが困難そうな場合には、Σボタンだけを教える。 書式の設定は、文字の色、文字の太さ、字体、セル内での配置、セルの色、罫線の色、罫線の太さ、罫線の種類、などさまざまだが、これを別々に教えても覚えられなそうな人の場合は、「セルの書式設定」を右クリックで出して、すべてのタブをクリックさせ、目的の物を変更するように教えることでひとつのことを教えるだけでいろいろできるようになる。目的の物へ到達する速度は遅くなるが、覚えることが少なくなるというメリットがある。 しかし、よそで習ってきて、「先生、あれってこんな簡単にできるんですよ。」と得意げにやって見せる人にも困ったものだ。知っていますよそんなことは。